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シェカム村診療所にて <2>

2010/02/26


出産したばかりの
若いママが診療所にやってきました。


「帝王切開をして、
家で近所のお医者さんに糸を抜いてもらったんだけど
なんか糸が残っているみたい。」


お腹を見ると
確かに黒い点がポツンと残っています。


診療所のナース・ソニアが引っ張ると
数センチ抜け出てきましたが
その先がお腹に残ったままで
引っ張っても抜けない。

ママはかなり痛がっていましたが
(そりゃそうでしょう・・・)
抜かないことにはどうしようもないと
少しずつ引っ張ったら
出てきたのは結び目で
体の中から出てきた糸の長さ20センチほど
感染している兆候がみられなかったのは
不幸中の幸い。
それにしても抜糸できて
本当によかった。



その後に来た、おばあちゃん。
検査をしたあと
気分が悪くなって
ふらふらするのを
必死に我慢しながらバスに乗り
家まで辿り着いた、と。

その後も
ずっと体調が悪くてなんでだろうと
診療所にやってきました。

検査自体は
とくに気分が悪くなる原因があるわけでもなく
麻酔を使ったわけでもない。
なんでだろう?
と考えていたら、おばあちゃん
「この薬がなくなって飲んでないんだけど」
糖尿病の薬を差し出すではないですか。

それですよ、原因は。

糖尿病の薬は
決められた量を
決められたときに飲まないといけませんよ、
と説明すると
「だって、お金がなくて・・・」


診療所では解熱剤や咳止め、抗生剤など
政府から送ってこられた薬を無料で渡しています。
しかし十分な量ではありません。

それでもおばあちゃんには、
糖尿病の薬を
なんとか1ヶ月分は渡すことができました。


診療所にない薬は
薬局まで買いに行ってもらわないといけなくなるのですが
実際このおばあちゃんだけでなく
薬さえも買えないという生活をしている人が
大勢います。

最低限の薬がなければ
村の人々は本当に困ります。
しかし、
グアテマラ政府は気まぐれで
医薬品を含めた必要物品は常に不足しているのが現状です。




さて、診療所を閉めて
さぁ家に帰ろうとしていたところ、
診療所の隣の家から
チョロチョロと出てきた下水を
2,3歳の男の子が
プラスチックのカップですくって・・・
飲んでしまった

その子から離れたところにいたせいで
止めることができなかったことを後悔


ここには下水設備がありません。
生活排水は道に垂れ流し。
そのため道路は常に生活排水で
濡れた状態です。
トイレは穴を掘って
そこに流しているだけ。
まだトイレのない家も
数多くあります。

これではいくら「衛生」を唱えても
限界があるし
その男の子のように
大人が見ていないところで
生活排水を
ゴックンとしてしまったり・・・

これでは
子どもたちが下痢になるわけです。
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プロフィール

Author:ビスっち
Bienvenidos!!

2009年秋から青年海外協力隊としてグアテマラに派遣されました。
ケツァルテナンゴ県カンテル市にあるシェカム村の診療所で看護師として働いてから帰国。日本に帰った後も、村との関係を持ち続けながら活動中。

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